SEOの知識を覚えるのが大変意識することが多すぎてブログが書けない読者は増えてるけど特に反応がない集客のためにブログ執筆にいそしんでいる企業の担当者からいただくお悩みです。マーケティングを専門としている担当者でない限り、SEOやユーザー心理を意識しながら記事を書き続けることは非常に難易度が高いです。本記事では、「結局、何を意識してブログを書けばいいの?」という悩みをもつ企業のマーケティング担当者や経営者の方に向けて、意識すべき点を3つにまとめました。それでは解説していきます。①読者の役に立つかどうかまず1つ目の”読者にとって役に立つ情報が含まれているか”という点は、最も意識しなければならないポイントです。とくに企業の看板を背負ってブログを書く場合、読者は将来顧客になってくれる可能性がある方です。読者がブログを通して「役に立つ情報だ」とポジティブな感情を持ってもらうことで企業の印象はとても良くなります。たとえば「リスティング広告の設定方法について」という記事を書いたとします。しかしその内容が説明書のようにテキストだけで書かれていても、実際の操作方法がわからない記事であれば解決できません。ここに設定画面のキャプチャ画像や手順を示した図解、あるいは説明資料などがあれば、記事を読みながら操作することができるため”設定方法”という問題解決に繋がります。その他にも、読者が理解できる言葉遣いになっているか?最新情報になっているか?など、読者に役立つかという視点を持つことも大切です。役に立つノウハウを共有するおそらく企業で行っているブログは、事業内容に則した内容になっていると思います。これまで蓄積されたノウハウや実践者だからこそ知っている情報を添えることで、オリジナリティ溢れた素晴らしい記事になります。たとえば、工務店が住宅購入に関する記事を書く場合、一般的には「大手銀行の方が金利が安くてお得」と言われているが「実は地方銀行の◯◯プランを使えば、大手銀行よりも金利が安くなります」など。その企業あるいは筆者が知っている情報を記載することで、読者の役に立つだけでなく、企業に対する信頼や期待の向上にも繋がります。「◯◯について教えて欲しい!」と目の前で質問されてるイメージを持ちながら書くことで、読者の課題解決に繋がる情報を書きやすくなります。②記事の内容が面白いかどうか2つ目に意識していただきたいことは、記事の内容が面白いかどうかです。面白いという表現が抽象的ですが、以下のような内容が面白い記事だと考えています。特定の人にとって興味深い内容オリジナリティ溢れた内容他にはない気付きや発見がある内容最近では、多くの企業がブログを通じた集客に注力しています。その結果、1つのテーマについてでも、検索エンジン上にはたくさんの記事が公開されています。「他の記事とほとんど同じ内容」「公式ページを引用しただけの内容」といった記事も溢れており、それでは敢えてあなたの記事を読む理由にはなりません。SEO対策にこだわりすぎない事も時には重要読者にとって面白い記事だと思ってもらうためには、SEO対策をこだわりすぎないことも時には大切です。SEO対策にこだわり過ぎると次のような事が起こり得ます。情報を網羅的に羅列するがあまり、説明書のような読む気にならない記事になってしまう他社と似通った記事になり、独自性がなくなるSEO対策にこだわりすぎると、あれもこれも・・と情報がどんどん増えていき、結果的に何を伝えたい記事なのかがわからなくなる事が起きます。たとえば、キーワード対策をしようとサジェストに出ているキーワードを無理に含めていくと、内容がどんどん網羅的になり、何を解決してくれる記事なのか伝わりづらくなります。また他社と同じような対策をすると、似通った記事になり独自性のない記事になってしまいます。もちろん多くの人にブログを届けるためにSEO対策は大切です。しかし、せっかく読んでもらっても、他に出ている記事となんら変わらない内容であったり、薄い情報しか記載されていなければ印象に残すことができません。一方で「面白い」と感じてもらえたブログには、定期的な読者がついたり、その企業のファンになってもらえるなど、事業にとってもメリットはたくさんあります。筆者も楽しむことがポイント筆者自身が書いていて「面白い!楽しい」と感じるかどうかもブログを書く上では大切です。ブログは1度やったら終わりではなく、継続的に公開することで効果を発揮します。書いていてつまらない、苦痛と感じ続けていたら継続的な公開はできず、施策として失敗に繋がります。それであれば「この内容は自分しか書けない!」「この情報を届けたい」といった筆者自身がポジティブな気持ちになれるような記事を書いた方が、読者、企業側にとってメリットは多いです。(もちろん、書きたいからといって読者を無視した内容はNGです)筆者自身がこれまで経験したこと、実際にお客様から聞かれて答えた内容など、一次情報を内容に含めることで個人や企業のアイデンティティも失われず、読み手の価値にも繋がるでしょう。③不安や悩みが解消できるかどうか読者の多くは、不安や悩みなどを解決できる情報を探しています。ブログを書くときは、この記事で読者のどんな「不安」や「悩み」を解決するのかを明確にすることが重要です。もっというと、読者がこの記事を読んだあと、課題解決における次の行動まで結びつけられるかどうかを想定しながら書くことが大切です。たとえば「住宅ローンを組むときに気をつけること」という記事を読みに来る方は、どんなことを不安に感じているでしょうか?おそらく金融機関選びを失敗したくない、ローンの審査に落ちたくないといった不安や心配を抱えているでしょう。そういった不安を解消するために「銀行を選ぶ基準」や「年収と審査通過の相関関係」を図解を交えながら解説し、記事内で補えない情報は別の記事へ斡旋したり、相談窓口へ誘導することで不安の解消に繋がります。顧客の不安や悩みは書き溜めておこう顧客の不安や悩みを解消するブログを書くために、顧客が不安に思うことを想像したり、ネット上で調査する方法もありますが、”顧客の生の声”を活かすことが最も良いと考えます。なぜなら自社の商品を購入した人、あるいは購入検討者がどんな不安や悩みを持つかは、顧客自身が一番わかっているからです。そのため、顧客から不安や悩み、商品に対する質問などをされた場合は、忘れる前に取り溜めておくことでブログのネタに繋がります。弊社の場合は、顧客から頂いた質問や悩みなどをGoogle スプレットシートに取り溜めています。1人の顧客が感じている不安や悩みは、他の方も持っている可能性があるので、これらをもとに記事を書いています。関連記事:ブログのネタがない!そんな担当者におすすめしている「お悩み発見会」のすすめさいごにブログを集客に繋げるためには、より多くの人に届けることも重要です。そのため少なからず検索順位を意識した構成や内容も無視はできません。しかし、検索順位を意識しすぎるがあまり、読み応えのない内容になったり、書くことが大変すぎる内容で継続できないでは一向に集客に繋がりません。読者のことを一番に考えながら書く。シンプルですが最も大切なことなので、このことを忘れずにブログを書いていきましょう。