検索したユーザーにサイト訪問前に価格に関する情報をお伝えできる、価格表示オプション。商品じゃなくてサービスを提供している会社だけど使えるの?通販サイトじゃなくても使えるの?といったご相談を過去にいただきました。サービスを提供している会社でも、通販サイト以外でも価格表示オプションは活用いただけます。当記事では、価格表示オプションの要件をはじめ、活用方法や、設定方法を解説します。価格表示オプションとは価格表示オプションは、検索ネットワークに掲載される広告枠内に表示できる広告表示オプションの一種です。テキスト広告の下部に、サービス名や商品名と価格をセットにして情報を掲載できます。そして価格表示オプションをクリックすれば、直接ユーザーを興味や関心のあるサービスや商品のページに誘導が可能です。メリット価格表示オプションを利用するメリットは主に2つ1.ユーザーにサイト訪問前に価格に関する情報をまとめてお伝えできる広告と一緒に商品やサービスの価格を掲載できるため、ユーザーは広告をクリックしてサイトに訪問する前の段階で、価格を把握できます。価格表示オプションで複数商品を掲載している場合には、ユーザーは検索結果画面で価格の比較をすることが可能です。広告をクリックする前に価格を比較できるため、その時点で関心がない場合はクリックを発生させないことにもつながるでしょう。2.コンバージョンまでの経路を短縮できるユーザーは価格表示オプションを見ながら、複数の商品やサービスを比較できます。広告主の商品が価格表示オプションに複数個掲載されていることで、それらのうちユーザーが興味あるものをクリックすることで、サイト訪問後に比較検討する一手間を削減することにつながるでしょう。そうすることでサイト訪問後から、コンバージョンまでの経路の短縮につながる可能性が高くなります。有効なサービス活用事例価格表示オプションに適したサービスには、以下のビジネスが挙げられます。トレーニングジム(全日プランxxx円、アフター6プランxxx円、平日限定プランxxx円、レディースプランxxx円等)コンサート(S席チケットxxx円、A席チケットxxx円、B席チケットxxx円、C席チケットxxx円等)旅行会社(ロサンゼルスxxx円、バンクーバーxxx円、香港xxx円、ギリシャxxx円等)自動車ディーラー(タイヤ交換xxx円、エンジンオイル交換xxx円、手洗い洗車xxx円、車検xxx円等)要件価格表示オプションで設定できる項目は以下の通りです。ヘッダー(半角25文字)価格、単位(「単位なし」を設定する事も可能です)説明文(半角25文字)表示数はデバイスの画面サイズによって変動します設定上限数は8項目です注意すべき点として、ヘッダーまたは広告文にプロモーションテキストが含まれる場合は許可されない可能性があります。たとえば、ヘッダーに「セール」を含めたり、広告文に「送料無料」と追加する場合などです。その他の価格表示オプションのポリシー要件については、以下をご確認ください。参考:価格表示オプションの要件 - Google 広告ポリシー ヘルプ設定方法Google広告での設定方法は以下の通りです。Google広告での設定Google広告で価格表示オプションを設定する方法は以下の手順になります。1.Google広告の管理画面から、[広告表示オプション]をクリックします。2.次に、[追加先]を選択。この時、「アカウント」「キャンペーン」「広告グループ」を選択できます。また価格表示オプションを、新しく作成するか既存のものを使用するか選択できます。その後「対象の言語」「タイプ」「通貨」「価格種別」を選択し、価格表示オプションの項目を入力します。3.[URL オプション]の入力は任意です。また開始日や終了日、価格表示オプションを使用する曜日と時間帯を設定することが可能です。設定をしたら[保存]をクリックします。4.価格表示オプションが保存されると、[広告表示オプション]の一覧画面にて登録された価格表示オプションと、ステータスが表示されます。下の画像ではステータスが「審査中」となっています。「有効」になると、配信が開始されます。