広告表示オプションの中でも、ユーザーに対して具体的なベネフィットを訴求しやすい「プロモーション表示オプション」。利用に際して気をつけた方がいいことや、ビジネスに合わせた活用方法などを解説します。プロモーション表示オプションとは?プロモーション表示オプションは、検索ネットワークに掲載できるテキスト広告に「セール」や「プロモーション」と言ったより好条件での利用につながる情報を追加表示することができます。たとえば、スノーボード用品店を営んでいる広告主がいたとします。冬シーズンの終わりに店内在庫を大幅に値引きして販売したいと考えた場合、このプロモーション表示オプションを使用することで、以下の画像赤枠のような情報を追加することができます。パソコンとモバイル端末それぞれでの表示例です。メリットプロモーション表示オプションを利用することによって、広告主のサービスや製品をより好条件で利用/購入したいと考えているユーザーに魅力的な情報を追加することができます。その際に「¥〇〇〇〇以上のお買い上げ」といった表現や、プロモーションコードなども掲載することができます。さらに、年中行事に合わせたプロモーションは事前定義されたイベントの一覧から選択することができるため、任意の期間を指定することなく利用が可能です。ただし、事前に行事毎の期間を確認し、意図した期間に表示される設定なのか把握しておきましょう。以下のGoogle 広告 ヘルプにプロモーション表示オプションで指定できる年中行事とその期間が、一覧表で掲載されています(画像参照)。事前にご確認ください。引用:プロモーション表示オプションの概要 - Google 広告 ヘルプ要件プロモーション表示オプションにはいくつかの要件があります。まず、このオプションには標準のGoogle 広告 ポリシーが適用されます。そして、商品の説明、電話番号、宣伝文句などの [プロモーション コード] 欄へのプロモーション コードではないテキストの入力は許可されません。詳しい要件の詳細については以下の記事をご参照ください。参照:プロモーション表示オプションの要件 - Google 広告ポリシー ヘルプ活用方法当記事の冒頭でも述べたように、スノーボード用品店を営んでいる広告主が冬シーズン終盤にプロモーション表示オプションを活用することができます。例えば、この他にも以下のような使い方が可能です。新年のキャンペーンで、ヘッドスパコースの値引きを行っている場合は以下のような設定が可能です。バレンタインが終わるまでに義理チョコセットが売れ残らないように、定価の30%オフで販売を行いたい場合は、以下のような設定が可能です。10,000円以上お買い上げの方に半袖Tシャツが最大50%オフになるイベントを実施している場合は、以下のような設定が可能です。設定方法Google広告管理画面での設定方法は以下の通りになります。1.Google広告管理画面の左カラムから[ 広告表示オプション ]をクリックします。青色の[ + ]ボタンが表示されたらクリックします。2.広告表示オプション一覧から[ プロモーション表示オプション ]をクリックします。3.プロモーション表示オプションの設定を行います。「追加先」は、アカウント、キャンペーン、広告グループ単位から選択することができます。任意の追加先を選びましょう。「年中行事」は、クリックすると事前に用意されている行事一覧がプルダウンで表示されます。任意のものを選択しましょう。またその際には、対象の行事ごとの表示期間の事前確認は必須です。「年中行事」の設定を[ なし ]にすることも可能です。[ なし ]は、プルダウンから選択できます。「プロモーションタイプ」は、[ 割引額 ]、[ 割引率 ]、[ 最大割引額 ]、[ 最大割引率 ]の4つから選択できるようになっています。利用意図と合わせて選択しましょう。プロモーション表示オプションはリンク先URLを設定することができ、「最終ページURL」に入力することで利用が可能です。「プロモーションの詳細」では、割引コードや具体的な注文額など、プロモーションに必要な要件を入力することが可能です。4.「URLオプション」「詳細設定」を入力し、保存します。5.保存したプロモーション表示オプションを確認すると、ステータスが「審査中」になっています。ステータスが「有効」になると広告の配信がスタートします。まとめユーザーに対して、具体的なプロモーション内容を掲載できる「プロモーション表示オプション」は設定も難しくなく、より好条件で製品購入やサービス利用をしたいと思っているユーザーに効果的な表示オプションになります。事前定義された行事を使用する場合は、事前に必ず期間を確認するユーザーがより好条件な利用/購入をイメージできるよう、具体的な情報を追加するこれらのポイントを抑え、有効活用できるようにしてきましょう。関連記事:月50万円の広告配信を有意義なものにするために。望んだ成果が出ない理由と、私たちが成果を出すために意識していること