「レスポンシブディスプレイ広告って何?」「レスポンシブディスプレイ広告ってどう使うの?」そんな方へ向けて、この記事では、レスポンシブディスプレイ広告の概要から設定方法、作成時のポイントなどを解説いたします。レスポンシブディスプレイ広告とは?レスポンシブディスプレイ広告とは、ディスプレイ広告の1つです。通常のディスプレイ広告との違いは、以下のようなものがあります。複数の見出し、説明文、画像や動画を設定できる。ディスプレイ広告枠に対して広告のサイズ、表示形式、フォーマットが自動的調整される。機械学習により画像・見出し・説明文などのアセットを自動的に最適に組み合わせる。Google 広告のディスプレイ広告については、以下の記事で詳細に解説しています。こちらも合わせてご確認ください。Google 広告 ディスプレイ広告(GDN)の基礎知識。設定からターゲティング、運用時のポイントまで全てお伝えディスプレイ広告との違いディスプレイ広告と比較して、レスポンシブディスプレイ広告の違いは以下の2つがあります。1.幅広いリーチレスポンシブディスプレイ広告は、アセットと呼ばれるさまざまな画像や見出し、説明文を登録出来ることで掲載面に合わせてサイズやレイアウトなどを自動調整してくれます。ディスプレイ広告は、登録した画像のサイズ以外のディスプレイ広告枠へ出稿できません。しかしレスポンシブディスプレイ広告は、掲載面に合わせてサイズやレイアウトを調整するためより幅広いリーチが期待できます。2.自動的に最適化される機械学習により、過去のデータから予測に基づいた最適な組み合わせが決定されます。つまり登録したアセットが自動的にテストされ、複数パターンのアセットが自動的に最適化されます。抑えておきたい3つのポイントレスポンシブディスプレイ広告は複数のアセットを登録しておくことで、さまざまな媒体に柔軟に広告を表示させることができるため大変便利です。そんな便利なレスポンシブディスプレイ広告をより効果的に利用するためには、以下の3つのポイントを意識してみてください。アセットを十分な数追加する配信先のチェックをしっかりと行うPDCAを意識した運用を行うアセットを十分な数追加するレスポンシブディスプレイ広告では、広告見出し、説明文、画像など複数のアセットを追加することが可能です。アセットは最低1つでも配信可能ですが、機械学習を最大限活かすために異なる訴求軸やテイストのアセットを入れてみるといいでしょう。配信先のチェックをしっかりと行うレスポンシブディスプレイ広告は、通常のディスプレイ広告よりも広い範囲のディスプレイネットワークへ広告を出稿することが可能です。しかしその反面、望む配信先ではないところにまで広告が出稿されている場合があります。費用をかなり使っているが、CVに繋がらない自社の商品イメージに合わないなどの配信先は、配信する必要があるのかをしっかりと吟味して常に最適な広告配信を心がけましょう。PDCAを意識した運用を行う広告を出稿したら放置しておくのではなく、アセット毎の成果を確認し、成果の悪いものは入れ替えたり、逆にいいものがあればなぜ、成果がいいのかを考え改善を行っていきましょう。アセット毎の成果は以下の手順で確認可能です。1.広告表示画面から「アセットの詳細を表示」をクリック2.アセット毎の掲載結果が表示されます。レスポンシブディスプレイ広告の入稿規定ここでは、実際にレスポンシブディスプレイ広告の入稿規定について解説をしていきます。テキストの入稿規定画像の入稿規定参照:イメージ広告の画像サイズ - Google 広告画像は、最大で15枚登録することが可能です。横長画像と正方形の画像を登録することで、さまざまなサイトの広告枠へ対し広告を配信できます。また以下のような画像は、推奨されていないため設定前に注意が必要です。ぼやけた画像ゆがんだ画像鏡像を含む画像褪せた色、反転された色、過度にフィルターをかけた色を使用する画像罫線のある画像コラージュ画像背景にデジタル合成を使った画像上部にテキストが重なった画像。引用:レスポンシブ ディスプレイ広告を管理する - Google 広告ロゴ画像は省略することが可能ですが、掲載しておくことで配信先のプレースメントが増えます。そのため追加することがオススメです。またその際は、正方形、長方形どちらのサイズでも追加しておくのがオススメです。動画の入稿規定そのほかに設定できる項目Google広告では、上記のテキストや画像、動画のほかにもさまざまな項目が設定可能です。設定をしておくことで便利な機能もあるため、ぜひ参考にしてみてください。その他のフォーマット オプション(アドバンスフォーマットオプション)アセットの改善機能を使用するこちらはチェックを入れておくことで、以下のような改善をGoogle側で自動で行ってくれます。レイアウトなどの観点から画像内の特定の箇所を切り抜いて表示ロゴの白い背景部分の余白を自動で削除して強調デザイン重視のテキスト、ロゴ配置基本的にはチェックを入れておくのがいいと思いますが、切り取られることで意味が伝わらなくなってしまうような画像になる場合は注意が必要です。自動生成された動画を使用するチェックを入れることで、登録したアセットから動画を自動生成してくれる機能です。使用するには、以下のどちらかの条件を満たす必要があります。1つのロゴ画像 + 横長画像(1.91:1)を3つ1つのロゴ画像 + 正方形画像(1:1)を4つネイティブフォーマットを使用するこちらにチェックを入れると、広告っぽさを抑えた広告として配信を行うことが可能です。バナー広告のような「いかにも広告」という形ではなく、自然に記事内などに融合した広告となるため、ユーザーに広告と認識されずにクリックの獲得を狙えます。上記の点から、基本的にチェックをつけておくのがオススメです。アドバンスフォーマットオプションについての詳細は、以下のGoogle 広告公式ヘルプページをご確認ください。参照:アドバンスフォーマットオプションについて - Google 広告ヘルプ広告のURLオプションURLオプションでは主に広告のトラッキングのために以下の3つの項目が設定可能です。トラッキングテンプレートカスタムパラメータ最終ページURLのサフィックスこれらの項目を組み合わせることでより詳細なトラッキングが可能になります。必要に応じて使用してみてください。参照:Google 広告でのトラッキングについて - Google 広告その他のオプション行動を促すフレーズテキスト行動を促すフレーズテキストオプションでは、レスポンシブディスプレイ広告に対して特定のテキストを追加することが可能です。広告配信のレイアウトによっては表示されない場合もあります。行動を促すフレーズは以下のようなものが選択できます。今すぐ適用今すぐ予約お問い合わせダウンロード詳細インストールサイトを見る今すぐ購入お申し込みお見積もり登録もっと見る色を選択広告フォーマットの「色」を選択することが可能です。チェック項目を外すと、webサイト運営者側で広告の色を設定しているサイトには表示されなくなります。設定方法ここまで、レスポンシブディスプレイ広告のメリットや概要、入稿要件、作成時のポイントについて確認してきました。ここでは、実際の管理画面上でどのように設定をするかについて解説していきます。1.Google 広告管理画面で「広告と広告表示オプション」→「広告」を選択し、「+」ボタンを押します。2.その後、「レスポンシブ ディスプレイ広告」を選択します。3.広告作成画面が表示されるので、画像、広告見出し、ロゴ、動画、広告見出し、説明文、最終ページURL、表示URL(任意)、URLオプション(任意)をそれぞれ入力し、保存します。まとめレスポンシブディスプレイ広告を有効活用することで、広告の成果を大きく改善できる可能性があります。また実際にそれらを使った改善事例記事も公開しておりますので、併せてご覧ください。関連記事:リマーケティング広告の調整でコンバージョン獲得単価を改善した事例(不動産関連)