ブログ記事ってどんな内容で書いたら良いんだろう?ブログ記事を更新してるけど書きたいことがなくなってしまったどんな記事を書くのが早く成果が出るんだろうこのような漠然としたブログネタに関するお悩みはありませんか?今回はそんな悩みの多いブログネタを考えるポイントについて解説していきます。ここで扱う"ブログネタ"とは、検索結果流入を目的としたネタのみにフォーカスして紹介します。【ブログネタを考える前に】ユーザーがどうやって自社のサイトに訪れているのかを知ろうブログネタを考える前に、まずはなぜ自社のサイトに人が集まるのかを整理しましょう。具体的には、以下のようなユーザーが自社サイトへ訪問していると考えられます。悩み事や困りごとで検索した際に自社HPを見つけて閲覧したサービス名や会社名などを検索して流入した自社SNSなどからリンクを経由して流入した他社サイトで紹介され、リンクを経由して流入した誰かのSNSで紹介され、リンクを経由して流入した検索流入を増やす目的でブログを書いている場合は「悩みや困りごとで検索した際に自社HPを見つけて閲覧した」ユーザーを獲得するためであり、ブログのネタも悩みや困りごとを解決するものであるべきです。検索流入を目的としたブログは、ユーザーの悩みを解決するためのものである前述の通り、ブログ記事を閲覧して自社サイトへ訪問するユーザーは、悩みや困りごとを検索しています。言い換えればブログ記事は、ユーザーの悩みごとや困りごとを解決するものと言えます。つまり、検索結果上で上位表示するためには、ブログ記事がユーザーの悩みや困りごとを解決する良い手段として、検索エンジンとユーザーに認識される必要があります。普段私たちは、何か知りたいこと(悩みや困ったこと)などがあった場合に、Googleなどの検索エンジンで検索するのではないでしょうか。それは自社の顧客やサイト訪問ユーザーも同じです。ネタ探しでまずやるべきは顧客に直接悩みや困りごとを聞くこと前項で「ブログ記事は、ユーザーの悩みや困りごとを解決するもの」であり、ネタ探しは「悩みや困りごとを解決する」に焦点を当てて考えるとお伝えしました。ではユーザーの悩みや困りごとを探すためにはなにをしたらいいのでしょうか?それは、まず顧客に直接悩みや困りごとを聞いてみることです。具体的には以下のように方法で顧客へヒアリングをしてみましょう。直接電話をして聞いてみるメールをして聞いてみる顧客へ悩みや困りごとに関するアンケートを行う問い合わせフォームに悩みや困りごとを記入できる欄を設けておくたとえば、これらの方法によって「具体的にそのサービスを受けるにはいくらの費用がかかるかわからない」「どういった流れで進むのかがわからない」などの悩みが聞き出せれば、解決の手助けとなるようなブログ記事を書くといいでしょう。それでもネタが切れてしまう場合は、Web上で同じ悩みを持っているであろう人を探してみよう直接顧客へ悩みを聞いたけど、それでもブログネタが切れしてしまった、、、という方は、以下で紹介する方法を使ってネタを探すのも効果的です。また、直接顧客にヒアリングすることが難しい方も以下のような方法を用いることで擬似的に将来顧客になり得るユーザーの悩みを把握することができます。キーワード調査を行うSNSを利用して探してみる競合サイトから探すYahoo!知恵袋などのQ&Aサイトから探すサーチコンソールから探すキーワード調査ツールから探すキーワード調査ツールで自社に関連した検索をする人たちを見つけることで、ブログネタを探します。自社の顧客に今後なる(であろう)ユーザーが検索するキーワードの軸となるキーワードをまず考えます。たとえば、ハウスメーカーであれば「注文住宅」や「建売住宅」など軸となるキーワードに該当するでしょう。ここでは、「おしゃれな注文住宅」「高性能な建売住宅」などのキーワードではなく、なるべく粒度の大きいキーワードを選定します。軸となるキーワードが見つかったら、以下のツールを使い関連したキーワードを見つけるのがおすすめです。ラッコキーワードキーワードプランナー例えば、ラッコキーワードを使用した場合、サジェストキーワード(検索窓にキーワードを入力した際に表示される候補キーワード)を抽出することができます。以下のように網羅的にキーワードを抽出してくれるため、非常に便利なツールです。この中から、自社のユーザーになりそうな方が検索しているキーワードを探し、それらについてブログ記事を書いていくと良いでしょう。より具体的なキーワード調査ツールの使い方や抽出したキーワードがどれくらい月間で検索されているのかなどは「キーワードの選び方とは?検索流入を目指した記事を書く際に意識したい5ステップ」で詳しく解説しています。ぜひ合わせて読んでみてください。SNSから探すtoC向けの商品やサービスを提供している場合は、ユーザーがSNSを利用していることが多いため、SNSなどでネタを探してみましょう。SNSはFacebookやInstagram、Twitter、Youtube、TikTok、Pinterestなどさまざまあり、自社のユーザーがどんなSNSを使用しているかを考え、実際の投稿をみてみると参考になるでしょう。たとえば、これから住宅購入を考えているユーザーはInstagramやYoutube、Pinterestなどを使用し情報収集をしている可能性が高く、すでに家を建てた人の失敗談や後悔した事などを参考にしている可能性があります。そのため、それぞれのSNSで「注文住宅 後悔」や「注文住宅 失敗」と検索して出てくる投稿を参考にしてみるのも良いでしょう。競合や業界大手サイトを参考にする競合や業界大手サイトでブログ運営を行なっているところを参考にするのもおすすめです。競合などのサイトへ直接訪問し、ブログ記事があればどんな内容、テーマで書いているのかを参考にするといいでしょう。もし、競合や業界大手のサイトがわからない場合は、実際にユーザーが検索しそうなキーワードで検索を行い上位に表示されるサイトを参考にするのが良いでしょう。たとえば「注文住宅 費用 相場」と検索すると、以下のようにsuumoなどポータルサイトの記事などが表示されます。これらを参考にほかにどんな記事を書いているのか?を1つずつ確認していくネタが見つかるはずです。Yahoo!知恵袋などのQ&Aサイトから探すYahoo!知恵袋などの匿名Q&Aサイトでは、実際のユーザーの悩みをリアルに把握することができます。そのほかには以下のようなQ&Aサイトがあり一度覗いてみるのがおすすめです。教えてgoo!発言小町QuoraSooda!人力検索はてなここでも、自社の顧客になりそうなユーザーの悩みや困りごとで検索してみましょう。たとえば、注文住宅に関する悩みは以下のようなものがあります。上記の質問では、工務店の対応について気になっているため「注文住宅 メーカー 選び方」など業者選びで見るべきポイントやどういった業者がいい業者と言えるのか、逆にどういった業者には注意した方がいいのかなどの記事を公開するといいでしょう。上記の質問は、注文住宅の相場についての質問です。注文住宅など高額商品は「費用相場」「坪単価」といった金銭面の心配が多いため、「注文住宅 費用 相場」などのブログ記事を用意するといいでしょう。 サーチコンソールから探すサーチコンソールがすでに入っているサイトであれば、サーチコンソールを参考にブログのネタを考えることもできます。サーチコンソールとは、Googleが提供しているサイト分析ツールの一つです。具体的には、自社のサイトが検索結果上で表示された場合の検索語句(クエリ)が確認できます。また、その検索語句での現在の順位やクリック数などが確認できるツールです。使い方は非常に簡単で、表示回数の多いクエリから順に確認をしていくだけです。その中でまだブログ記事として書いていないキーワードがあればネタの候補としていきましょう。ブログネタを見つけたら必ず、キーワードの検索ボリュームを確認しようブログネタを見つけたら、それらをスプレッドシートやExcelにまとめていき必ず検索ボリュームを確認しましょう。記事冒頭でブログ記事は、ユーザーの悩みごとや困りごとを解決するものとお伝えしましたが、そのブログ記事を読んでくれる人(その記事で対策しているキーワードを検索する人)がいなければ、サイト訪問ユーザーは増えません。そのため、キーワードの調査を行いどれくらいの検索ボリュームがあるかを事前に確認しましょう。具体的にはキーワードプランナーというGoogleが提供するキーワード調査ツールを使い、以下の手順でボリュームを調べることができます。キーワードプランナーの「検索のボリュームと予測のデータを確認する」にボリュームを調べたいキーワード(ネタ)を追加する表示結果をcsv,もしくはスプレッドシートなどでダウンロードするダウンロードしたシートの不要な箇所を削除する上記の手順が全て完了すると、以下のようなシートが完成します。より詳細なキーワードの検索ボリュームの調べ方やキーワードプランナーの使い方は、キーワードの選び方の記事の「Step3:検索ボリュームを調査する」で解説しています。合わせて読んでみてください。まとめここまで、ブログのネタ探しについて具体的な方法を解説してきました。ブログは悩みや困りごとを解決するものという意識を持ち、まずは直接顧客にヒアリングをしてみましょう。それでもネタが切れてしまう場合や以下のような方法で他のネタがないかを調査してみるのがおすすめです。キーワード調査を行うSNSを利用して探してみる競合サイトから探すYahoo!知恵袋などのQ&Aサイトから探すサーチコンソールから探すブログネタを探した後は必ずそれらのネタのボリュームを調べ、検索需要があるかを確認しましょう。ブログをこれから始めるSMBでは、まずは月間の検索ボリュームが100~500程度のロングテールキーワードから対策していくのがいいでしょう。実際に見込み顧客の困りごとを調査し、記事を作っていった結果、1年でお問い合わせ数が3倍以上になった事例があります。こちらの事例記事も併せてご覧ください。関連記事:「ニッチ商品でも、知恵を絞ればマーケティングで成果を出せる」予想外の提案から始まり、売上が2倍以上に伸びた取り組み