私がSTUDIOのCMSでとても便利だと思っている機能のひとつに「共同編集」があります。チームでコンテンツを制作する場合、複数人が同時に同じコンテンツを見れること、編集できることは制作のスピードを大きく上げることにつながります。本記事では、STUDIOのCMSに搭載されている「共同編集」と、合わせて使うことが多い「コメント機能」、そして弊社がこの2つの機能を使いながらどのようなプロセスでコンテンツ制作を行っているかをまとめます。CMSの共同編集とは、1つのコンテンツに対して複数人が同時に編集を行うことができる機能。STUDIOのCMSには「共同編集」という機能が搭載されています。これはCMSで作成しているコンテンツを複数人が共同で編集できるものです。1つのコンテンツに対して、複数人が同時に編集を行うことができます。弊社でも実際にこの機能を使用していますが、この機能は、コンテンツ制作のスピードを飛躍的に上げるもので大変便利です。ライターが本文を執筆・修正しながら、ディレクターや編集者がそれらに修正を加えることができるため、非常にスムーズに記事作成が進みます。他の多くのCMSと違い、STUDIOのCMSはコンテンツが自動保存されるため、古いバージョンのコンテンツに上書きしてしまった...。ライターが記事を執筆している最中に、ライターが記事を修正して保存してしまった...。といったことは起こりません。CMSのコメント機能とは、「赤入れ」に代わる機能。また共同編集の際によく使う機能として「コメント機能」というものも存在します。これはコンテンツの中にコメントを入れれる機能で、校正などで文章を添削する際に行う「赤入れ」がSTUDIO内でできるようになるものです。コメントがあることで、文章の修正箇所がピンポイントで把握できるようになるため弊社でも愛用しています。共同編集者の追加方法「共同編集」を使用するには、自分以外のユーザー(≒ 共同編集者)を追加する必要があります。まずは追加できる4つの権限から見てみましょう。追加できる4つの権限STUDIOには、以下の4つの権限があります。お支払いオーナーオーナー編集者ライターコンテンツの公開や編集は基本的にすべての権限で利用ができますが、「ライター」の場合、デザインエディターでの編集ができません。デザインエディターはSTUDIO上でWebサイトやLPを作る際に使用する機能で、この機能を触れてしまうと、Webサイトに変更を加えることができてしまうため、「ライター」はこの機能に制限がかかっています。※参照:メンバーの権限管理・削除 - STUDIO U外部のライターを招待して自社のコンテンツ作りを手伝ってもらう場合などは、原則「ライター」の権限を付与するといいでしょう。また社員の場合でも、Webサイトを修正・制作する担当者でない場合は「ライター」としての招待で問題はないはずです。ユーザーの追加方法まず初めに、STUDIOでプロジェクトを開きます。画面右上に、自身のアイコンが表示されているはずです。その左に「+」マークがあると思いますので、クリックしましょう。プロジェクトに参加しているメンバー一覧が表示されます。次に「+ メンバーを招待」をクリックします。次に招待するユーザーのメールアドレスを入力します。今回は「ライター」として招待するため、権限を「ライター」に設定します。最後に「招待」をクリックして終了です。招待されたユーザーはSTUDIOからプロジェクト参加の招待メールが届きますので、サインアップまたはサインインを行ってください。共同編集者とどうコンテンツを管理・校閲すると良いのか一人でコンテンツの作成を行なっている場合、この機能を利用する必要はありません。複数人で使用する場合、多くは「ライター(記事を執筆する役割)」と「ディレクター(記事をチェックする役割)」に分かれることが多いと思いますので、この2つの役割を用いてご説明します。ちなみに、弊社の記事も「ライティングをするメンバー」と「ディレクションをするメンバー」が分かれており、以下の流れでSTUDIOを用いてコンテンツの管理・校閲を行なっています。発信内容のコンセプトづくりまず初めに、会社やメディアがどういった情報を発信するのかを決めておく必要があります。どのジャンルでコンテンツを発信するのか、会社の強みやノウハウを活かせるようなコンテンツは何かを明確にしておく必要があるでしょう。弊社の「ブログを始める前に必ず設定しておきたいコンセプトについて。何の専門家になるかをチーム全体で決めよう」という記事でも解説していますが、「何の専門家になるのか?」を明確にした上でコンテンツ作成をスタートしましょう。各コンテンツづくり次に各コンテンツ作りですが、弊社の場合は以下のステップでコンテンツ作りを進めています。「ライター」と記載しているのは「ライティングを担当するメンバー」、「ディレクター」と記載しているのは「ディレクションを担当するメンバー」の意味です。【担当者:ライター】コンテンツの概要を考案・作成【担当者:ディレクター】コンテンツの概要をチェック・承認【担当者:ライター】エビデンスや競合の調査、記事構成や大まかな内容の考案・作成【担当者:ディレクター】記事構成や大まかな内容のチェック・承認【担当者:ライター】コンテンツの本文執筆【担当者:ディレクター】コンテンツのチェック・承認・公開このステップの中で、「6.【担当者:ディレクター】コンテンツのチェック・承認・公開」の際に共同編集機能とコメント機能を使っています。ディレクターが記事内にコメントを残し、ライターがそれを確認し、本文を修正する。再度、ディレクターがその箇所を確認し、問題なければ「解決」として、コメントを消していきます。このフローがあることで、第三者の視点から記事を見てもらうことができます。また共同編集機能とコメント機能があることで、赤入れから修正までをよりスピーディに完結することが可能になります。まとめ以前はコンテンツを作る際には、Googleドキュメントの共同編集機能や「提案モード」が非常に便利だと思って使っていたのですが、STUDIOのCMSを使うようになってからそれらは使わなくなりました。STUDIOのCMSであれば、同様のことができます。またGoogleドキュメントからCMSにコンテンツを移す手間もなくなります。そして実は重要なポイントとして、Googleドキュメント上では問題ないように見えても、Webサイトのコンテンツ掲載ページで確認すると、サイトのデザインによっては読みづらかったり、意図が伝わりにくかったりすることがありますよね。STUDIOのCMSを使えば、入稿から赤入れ、本番環境でのチェックまでCMS内で行えるので、それらを一気に解消することができるのです。コンテンツの作成にかかる手間を排除して、スムーズに公開まで進めるためにも、STUDIOの「共同編集」や「コメント機能」は非常に役立つ機能です。CMSを検討している方はぜひSTUDIOのCMSも検討してみてください。関連記事:顧客目線のブログとSEO対策で、7.7倍のリードを獲得できるまで伸びた医療ブログの改善事例(医療関連ブログ)