Web広告やSNS、SEOなどWebマーケティングにはさまざまな施策がありますね。新しい施策やそれに伴う悪い意味での手法やテクニックが出る度に、インターネット上には「〇〇で売上300%アップ!」「〇〇で顧客獲得件数10倍!」といった記事をよく見かけることになります。そのため、そういった記事を読んだ方の中には「Webマーケティングに取り組みさえすれば、確実に顧客が増えるんだ」「〇〇に取り組めば、弊社も売上が一気に伸びるんだ」といった過度な期待が少なからずあると思います。しかし実際には、Webマーケティングに取り組んでもすぐに成果が出ることは稀です。今は様々な企業が同じような施策にすでに取り組み、長い時間をかけて改善をしているので、「ブログをはじめて数記事書いた」「SNSをはじめて1週間ほど運用してみた」くらいでは何も変わらないことがほとんどです。逆に辛抱強く施策を継続し、改善を続けていければ成果が出る可能性は高くなります。つまり、Webマーケティングが上手くいっている企業の特徴は”複数ある変数それぞれに対して、工夫を凝らして改善を続けている”ということです。その中でも特に「ホームページ」には企業の工夫や努力が顕著に現れます。今回は様々な施策の中でも影響力の大きい「ホームページ」に焦点をあてて、Webマーケティングが上手くいっている企業の特徴について話したいと思います。ホームページはWebマーケティング施策の顔となるホームページはあらゆるWebマーケティング施策の顔となります。広告などのランディングページとして使用している場合はもちろん、SNSなどで自社を知ったユーザーも最終的には企業名や商品名を調べてホームページに訪れます。つまりホームページはWebマーケティングにおける顔のような存在であり、Webマーケティングの成果に関わる大切な部分です。Webマーケティングが上手くいっている企業のホームページにある4つの特徴ここからは、Webマーケティングが上手くいっている企業のホームページにある、4つの特徴について紹介します。コンテンツが充実している情報の更新頻度が高いコミュニケーション方法が豊富に用意されている定期的に見に行きたくなる1. コンテンツが充実しているWebマーケティングが上手くいっている企業は、ホームページ内ののコンテンツが充実しています。ホームページはあらゆるWebマーケティング施策の起点になるため、コンテンツの充実度合いは、お問い合わせ率や成約率に大きな影響をおよぼします。コンテンツとは、ホームページ内に存在する「中身」のことを指します。たとえば「お役立ちブログ」「FAQ」「導入事例」など、ユーザーにとって役に立つ情報のことです。画像引用元:株式会社エヌシーエス上の画像は株式会社エヌシーエス様のホームページ内にあるコンテンツをまとめたものです。素晴らしいコンテンツが多かったためご紹介させていただきます。「よくある質問」が充実していたり「安心できる理由」「お役立ちコラム」など、見込み顧客が意思決定をする際に、助かるであろう情報が充実しています。コンテンツが充実していることで、見込み顧客のお問い合わせ前の不安や心配を払拭することができます。Webマーケティングをおこなっていく際には、顧客は何に困っているのか?何が不安なのか?に向き合い、コンテンツを充実させてみましょう。2. 情報の更新頻度が高い更新頻度の高さは、ホームページに訪れるユーザーに安心感を与えます。コラムやニュースあるいは、事例紹介などが数年前から止まっていると「今は上手くいってないのかな?」「忙しくて更新できてないのかな?」「手を抜いているのかな?」などと、マイナスの印象が先行してしまいます。定期的な更新がユーザーにポジティブな印象を与え、Webマーケティングを成功させる一因になるでしょう。つまりWebマーケティングで上手くいっている企業のホームページは、更新頻度が高いです。更新の内容も重要ではありますが、”動いてるホームページ”という印象を与えることがとても大切です。とはいえ頻繁に情報を更新するのは大変なことなので、更新内容を複数パターン用意することで、比較的ラクに更新頻度を上げることができます。新着記事ニュース事例紹介お知らせイベント&特集お役立ちブログ&採用ブログなど、更新可能なコンテンツはたくさんあるので、どれかひとつでも最新のものが更新されていれば、ある程度の安心感をユーザーに与えることができます。更新のポイントなどをまとめた記事を公開していますので、併せてご覧ください。関連記事:【アルテナ流】企業ブログを続けるために、事前に取り組みたい5ステップ(ブログ担当者1〜5名規模向け)3. コミュニケーション方法が豊富に用意されているWebマーケティングがうまくいっているホームページは、ユーザーとのコミュニケーションが上手いことも特徴としてあげられます。お問い合わせフォームだけでなく、メルマガ登録で情報取得ができたり、各種SNSでつながることができたり、セミナーなどのイベントも積極的に行っています。これらはユーザーが商品や企業についてもっと知りたいと思ってくれたタイミングを逃さず接点を持つことができるので、結果的に成果へつながっていきます。Webマーケティングで成果が出ている企業のホームページは、ユーザーの行動に合わせて適切なコミュニケーション手段を用意しています。4. 定期的に見に行きたくなるみなさんは、定期的に見にいってしまうホームページはありますか?ふとしたときに検索してしまう企業やブックマークしている企業のホームページは、Webマーケティングでも上手くいっている可能性が高いです。再訪問するユーザーは、更新される情報やコンテンツに魅力を感じて再訪問するケースがほとんどでしょう。その状態になっていれば、すでにユーザーから認知をされているだけでなく、その分野に関して信頼されている可能性が高いので、ユーザー自身がその企業の商品を購入してくれる機会や、口コミで広めてくれる機会が必然的に増えていきます。定期的に見に行くホームページには、どんな情報がアップデートされているか、自分はそのホームページに何を求めているかを考えながら、自社のホームページにも反映させましょう。私の場合は、情報だけでなくデザインを定期的に変えているホームページも定期的に見に行ってしまいます。人を惹きつけるホームページは情報の更新やデザイン変更、イベント開催など”変化”が多く、結果的に商品や最新情報の認知が取れていくのです。まとめ今回あげさせてもらった内容は、Webマーケティングが上手くいっている企業のホームページを観察し、共通点や特徴を洗い出したものになります。必ずしも内容をすべて満たしているから良い、満たしていないから悪いということはなく、目的と方針に沿ったホームページであれば問題ありません。しかしインターネットで物を買ったり、インターネット上の情報をもとに意思決定することが当たり前になった現在では、ホームページの存在がよりシビアに見られます。掲載している情報量、ユーザーとの接点、見られ方など、ユーザーの視点に立って眺めてみると、改めて課題が見えてくるかもしれないですね。