マーケティング支援の仕事を行っている中で私が感じるのは、Googleアナリティクスを活用できれば伸び代を見つけられる企業(特に中小企業)は、とても多いということです。Googleアナリティクスが100%必要とまでは思いませんが、どんな企業でも最低限設定しておくことで、業績が悪化した時などの分析で役立つ可能性があります。反対に、施策を行なった結果の振り返りなどもしやすいので、保険をかける意味でも最低限の設定をして、データを収集しておくべきでしょう。本記事に辿り着いてくださった方の中には、これから自社のマーケティング活動を強化するためにGoogleアナリティクスについて勉強しよう!と思っている方もいらっしゃると思います。本記事ではそんな方に向けて、おすすめの本を厳選して紹介させていただきます。Googleアナリティクス4の基礎が学べる本 - 窪田望,江尻俊章,木田和廣,神谷英男,礒崎将一「一番最初に読むべきなのは?」と聞かれたら、間違いなくこの本を挙げます。私自身、Googleアナリティクスを学び始める時に最初に手に取ったのもこの一冊です。この本の凄い所は1週間でGoogleアナリティクスの基礎をマスターできるように構成されている事です。Googleアナリティクスの初心者にとって、難しい専門用語を使って隅から隅まで説明されるより、必要な部分を抜粋して説明される方が助かります。その点この本は、1週間でGoogleアナリテイクスを大まかに活用できるように、必要最低限の内容を詰め込まれています。実際の操作画面などの画像も豊富に使用されているので、イメージが湧きやすかったり、自分でGoogleアナリティクスを操作しながら参考書の様に使えるのも魅力の1つです。ご購入はこちらから(リンクをクリックするとAmazonの商品ページに遷移します)。いちばんやさしいGoogleアナリティクスの入門教室 - 小川卓,工藤麻里初心者から初・中級者にステップアップする人にお勧めしたいのは、この一冊です。Googleアナリティクスの導入から解説をされているので、全く触ったことのない初心者の方にも役立つでしょう。本の後半では技術的な内容も増えてきます。本の内容を自身で操作が出来るようになれば、実際の現場ではほとんど困る事はなくなるのでは?と思うくらい、現場目線でのGoogleアナリティクスの知識が詰まった参考書です。また、私自身が購読して魅力に感じたのは、Googleアナリティクスの知識だけではなく、「分析の考え方」についても合わせて解説をしている点です。なぜこのデータを抽出する必要があるのか?いつ役に立つのか?など、分析を行う上での考え方も解説されているので、非常に助かりました。ご購入はこちらから(リンクをクリックするとAmazonの商品ページに遷移します)。出来る逆引きGoogleアナリティクス - 木田 和廣「分からない部分をピンポイントで調べたい」「特定のデータだけを抽出できるようになりたい」などの実践に特化した内容を学びたい方にはこの本をおすすめします。内容はユニバーサルアナリティクスのもので、Googleアナリティクス(GA4)にアップデートした事で一部使えない機能や管理画面の写真がありますが、困った時の辞書として非常に重宝しています。ただ本書を活用するには、最低限のGoogleアナリティクスの知識や情報が無いと難しいでしょう。上記で紹介した入門書を読んだ上で、現場でGoogleアナリティクスを使いながら、分からないことはこの本で調べるのがおすすめの使用方法です。ご購入はこちらから(リンクをクリックするとAmazonの商品ページに遷移します)。※リンク先の本は改訂版を紹介しております。Googleタグマネージャー実践入門 - 神谷英男,石本憲貴,礒崎将一Googleアナリティクスを活用する前に、計測のためのタグ周りについても学んでおく必要がありますので、併せて紹介させて頂きます。本書はGoogleタグマネージャーの入門書です。本書の最大の魅力は、図解がとにかく分かりやすいことです。どのページもシンプルで読みやすいので、初心者にも理解しやすいですし、実際の作業手順に沿った形で図示をしてくれるので、説明文を読まなくても設定が完了してしまう程です。また本書は、Googleタグマネージャーについて文章の羅列で説明しているのではなく、シチュエーションに応じた解説もされています。ですので、逆引き書としても使用することができ、「こんな条件を作りたい」や「特定のイベントについての設定を知りたい」など、調べたい事をピックアップできるのも魅力的な部分です。ご購入はこちらから(リンクをクリックするとAmazonの商品ページに遷移します)。まとめ今回ご紹介した本は、実際に私が全て読んだ上でおすすめできる本です。Googleアナリティクスの学習には複数冊読むことをおすすめします。なぜなら、知れることも違いますし、さまざまな書き方に触れることで理解が深まるからです。皆様にもこの記事を通じて、Googleアナリティクスの学習を楽しく効果的に進めていただけると嬉しいです。関連記事:「たくさんの人がHPを見ているのに、お問い合わせが入らない!」そんな時に見直したい8つのポイント