Googleアナリティクスを見ている方はWebサイトや事業の課題を見つけるために日々さまざまなデータを確認していると思います。今回は定期的に見る機会があるであろう「インタレストカテゴリ」について紹介します。「インタレストカテゴリ」ではユーザー情報を確認する為に使用しますが、詳しい概要や確認方法を知らない方も多いのではないでしょうか。本記事ではインタレストカテゴリの確認方法と、確認するメリットについて詳しく解説していきます。Googleアナリティクスの「インタレストカテゴリ」とは?Googleアナリティクスにはさまざまな指標があり、その中の一つに「インタレストカテゴリ」があります。インタレストカテゴリとはユーザーのオンラインでの活動や購買行動から判断されるユーザーの興味や関心についての情報のことを言います。これらは検索の履歴やユーザーがよく閲覧するページからGoogle側がユーザーの興味や関心を予測して決定しているものです。「インタレストカテゴリ」と合わせて覚えておきたい「ユーザー属性」ユーザーに関する情報を分析する際には「インタレストカテゴリ」だけでなく、「ユーザー属性」を確認することもあります。「ユーザー属性」は主に年齢・性別・国などのカテゴリで属性分けされ、「インタレストカテゴリ」では趣味や傾向、興味・関心といった属性に分けられます。参照元:ユーザー属性とインタレストカテゴリ - アナリティクスヘルプGoogleアナリティクスでの「インタレストカテゴリ」の確認方法インタレストカテゴリの確認方法を解説します。まずは、Googleアナリティクスを開きます。アナリティクスのホーム左カラムから、「レポート」(下画像赤枠)をクリックして、レポート画面に移ります。レポート画面に移った後、左カラムから「ユーザー属性」のドロップダウンをクリックします。「ユーザー属性」のドロップダウンの中から「ユーザー属性の詳細」をクリックします。「ユーザー属性の詳細」画面の中央の(画像赤枠部分)ドロップダウンを開いて「インタレストカテゴリ」を選択します。下画像赤枠の中が「インタレストカテゴリ」として分類されているものです。「インタレストカテゴリ」を確認するタイミング「インタレストカテゴリ」を確認するタイミングは、Webサイトに訪問したユーザーが、狙ったインタレストカテゴリを持つユーザーかどうかを把握したい時です。たとえばWeb広告を用いて、フィットネスに興味がある方(フィットネスや健康関連のインタレスト属性がある方)に向けて広告を配信しているとします。その広告経由でWebサイトに訪問している方が、本当に「フィットネスに興味がるのかどうか?」をチェックするために確認することが多いです。意図せず、まったく狙っていないインタレスト属性を持つ方にWebサイトへの訪問を促してしまうと、Web広告の効果や、Webサイトのパフォーマンスが変わってきてしまいます。Web広告施策のターゲティングが正しく機能しているのか?をチェックするために、不定期でも確認すると良いでしょう。インタレストカテゴリを確認する2つのメリット「インタレストカテゴリ」を確認することによって得られる2つのメリットを紹介します。【メリット1】訪問したユーザーが、商品・サービスと関係のあるインタレストカテゴリを持っているのか分かる訪問したユーザーが、商品・サービスと関係のあるインタレストカテゴリの属性を持っているのか分かります。Webサイトに訪問したユーザーが普段から自社の商品・サービスと関係のあるインターネット上のコンテンツを閲覧していない場合、自社の商品を魅力的に思う可能性は低いでしょう。(可能性が低いとはいえ、魅力を伝えて購買につなげる方法もあります)訪問したユーザーのインタレストカテゴリを把握すれば、Web広告やその他施策のターゲティングの改善が可能です。たとえば美容に関心のある方に向けた「美容成分を多く含んだ果物ジュース」をオンライン販売するとします。SNSや広告を駆使して多くのユーザーをWebサイトに呼び込むことに成功しましたが、なかなか売れません。そんな時にインタレストカテゴリを確認すると、Webサイトに訪問しているユーザーは美容に興味のある方ではないことに気づくことがあります。こういった発見があると、SNSや広告の運用方法を見直すきっかけになり、マーケティング活動の改善につなげることができます。【メリット2】想定外のインタレストカテゴリの属性を持ったユーザーの存在に気づくことができる。2つ目のメリットとして、想定外のインタレストカテゴリの属性を持ったユーザーの存在に気づくことができる事です。自社の商品・サービスを購入してくださるのは必ずしも想定していたユーザーのみとは限りません。ターゲットのユーザーのみにアプローチをしているつもりでも、自社の想定していなかったユーザーからの購買が発生することがあります。そのような場合、想定していなかったユーザーとはどの様なユーザーなのかを把握する為に、インタレストカテゴリは役に立つでしょう。先ほどと同様に、美容に関心のある方に向けた「美容成分を多く含んだ果物ジュース」をオンライン販売するとします。美容に興味のある方からの購買にもつながったものの、あるとき男性の方々からの注文が発生していることに気が付きました。インタレストカテゴリを調べてみると、スポーツやフィットネスに興味のある男性からもニーズがありそうです。こういった発見からWeb広告のターゲティング設定を見直すことで、新たな市場に向けて商品を販売できるようになる可能性があります。まとめ「インタレストカテゴリ」はユーザーの興味関心を把握できる便利な指標です。ターゲティングの精度を上げるためにも、新たな市場を把握するためにも活用ができます。定期的に確認し続ける必要はないですが、不定期に見ておくことで、より成果の上がるマーケティング活動につながるはずです。関連記事:Webマーケティングが上手くいっているホームページの特徴って?そんなホームページに共通する、今すぐ真似したい4つの特徴