Instagramフィードは、2010年からある機能で最もポピュラーな投稿方法です。フィードはプロフィール画面を見た時のアカウントの第一印象を決める要素であると同時に、商品やサービスを知ってもらうための重要な部分でもあります。これからInstagramを集客の柱にしようと考えている企業またはマーテティング担当者の方は、他の投稿機能との違いやメリット、あるいは特徴などを知った上で使い分けをすることで、成果にもつながりやすくなります。本記事では、Instagramフィードの作成方法や便利なツールを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。Instagramのフィードとは?Instagramのフィードとは、ホーム画面において投稿が表示される場所のことを指します。Instagramアプリへのログイン後に真っ先に表示される画面で、自分がフォローしているアカウントの投稿や広告などが表示されます。他のSNSでは「タイムライン」などと呼ばれる画面を、Instagramでフィードと呼びます。ホーム画面との違いは、ホーム画面がその画面全体を指すのに対して、フィードは投稿部分のことです。つまりフィードはホーム画面の一部になります。Instagramの「フィード」と「リール」の違いInstagramのフィードとリールの違いについて説明します。「フィード」は、ホーム画面における投稿画面ですが、「リール」は最長で90秒の動画を見たり、作って投稿できる”機能”です。フィードにもリール動画は表示され、リール動画だけを見たい場合はホーム画面下の「再生アイコン」をクリックすれば、リール動画のみを閲覧することができます。関連記事:Instagramリールとは?作り方・投稿方法から活用メリット、3つのコツまで解説Instagramの「フィード」と「ストーリーズ」の違いまず、ストーリーズについて知りたい方は「Instagramストーリーズとは?投稿方法やスタンプ機能をはじめて使う方に向けて解説」をご覧ください。フィードへ投稿する機能のことをフィード投稿と呼び、フルスクリーンではなく一定のサイズで投稿されプロフィールに残ります。一方ストーリーズ投稿は、ホーム画面における上部に表示され、タップするとフルスクリーンで表示される投稿を指します。そして、ストーリーズの最大の特徴は”投稿後24時間”で消えてしまうことです。ただしハイライトに設定することで、プロフィール画面にストーリーズ投稿を残すことができます。フィードストーリーズ推奨画像サイズ1080×1080ピクセル(1:1)1080×1920ピクセル(9:16)表示されるユーザーフォロワー以外にも表示されるフォロワーに表示される投稿が表示される場所ホーム画面中央ホーム画面上部関連記事:Instagramのストーリーズハイライト機能とは?作成手順や効果的に活用するポイントを解説フィードを投稿する3つのメリットInstagramフィードはアカウントの第一印象を決める重要な場所です。ビジネスの観点から見て具体的にどのようなメリットがあるのか解説します。【メリット1】新規のフォロワーを獲得しやすいInstagramのフィードが充実していると、ユーザーがアカウントの特徴をひと目で判断できるため新規のフォロワーを獲得しやすくなります。ユーザーの目を引くキャッチフレーズや、思わず開きたくなってしまう画像や動画などのコンテンツをフィードに投稿しておきましょう。Instagramのフィードを作成する際には、プロフィールに表示されるという前提を持つことが大切です。ターゲットとしているユーザーはプロフィールにどんなコンテンツが陳列されていると足を止めてくれるのか、を想像しながら投稿すると良いでしょう。関連記事:Instagramのプロフィールとは?フォロー率が上がるプロフィールの編集方法も解説【メリット2】商品やサービスの説明がしやすいInstagramフィードへの投稿は、商品やサービスの説明がしやすいという特徴があります。リールやストーリーズは、閲覧の時間制限があるため1つの投稿をじっくり見ることができません。一方でフィードは、静止画でなおかつカルーセル投稿のように複数枚を合わせて投稿することができます。新商品の紹介や商品のメリットなどを紹介するのには、フィード投稿がもっとも適していると考えます。画像引用元:キャロウェイアパレル - Instagram【メリット3】画像を見たいフォロワーに届く本記事を執筆している現在、Instagramにおいて人気の投稿フォーマットは「リール」です。短尺動画は没入感があり、得られる情報量も多いため、人気が高い投稿フォーマットとなっています。一方で「音がないと投稿の面白さが半減する...」「勝手に投稿が再生されて困る...」などといった否定的なユーザーがいるのも事実です。つまりフィードで画像を投稿すればリールを見ない層にもリーチができるようになります。リール投稿だけではリーチできないユーザーに対してもリーチができるため、同じフォーマットに偏らせず、リール、ストーリーズ、フィードは上手く使い分けて投稿しましょう。フィード投稿を作成するための5つの手順ここからは、実際にInstagramのフィードを作成する際の具体的な手順を解説します。1.ホーム画面下の「+」をタップするまずは、Instagramのホーム画面下にある「+(投稿ボタン)」をタップします。2.投稿したい画像や動画を選択する投稿編集画面では、コンテンツとしてアップしたい画像や動画を選択できます。統一感のあるコンテンツを継続的に投稿するためには、ただ画像や投稿を選んで投稿するだけでなく、色合いや画像の大きさもできる限り揃えるのがポイントです。ユーザーがひと目見たときに、思わずタップしてしまうようなコンテンツの作成を心がけましょう。3.フィルターや編集機能で画像の編集を行う画像や動画の選定が終わったら、フィルターや編集機能を使って画像の編集を行います。フィルターや編集機能を活用すると、画像や動画における以下の要素を編集できます。明るさ・コントラスト調整彩度・露出調整トリミング・回転・水平調整エフェクトの追加テキスト・ステッカーの追加エフェクトやステッカーを活用し、個性的で注目を集めやすい投稿目指しましょう。4.タグ付けや位置情報の追加を行う画像や動画の選定・編集が完了したら、次は投稿のタグ付けや位置情報を追加するステップです。投稿にタグ(ハッシュタグ)をつけると、自分の投稿が関連するコンテンツの一部として認識されるようになり、より多くのユーザーに認知される可能性が高まります。5.画面右上の「シェア」をタップする「シェア」ボタンをタップするまえに、作成したコンテンツに誤字や脱字はないか、方向性は間違っていないかを再確認しましょう。コンテンツが完成したら、最後は画面右上の「シェア」をタップして投稿完了となります。Instagramではコンテンツの継続的な投稿が大切なので、数を増やすと同時に「投稿をピンで固定」機能を使ってフィードの最上部に表示される画像を調整するのも、運用のポイントです。フィード投稿を作成する際に活躍する「おすすめツール3選」Instagramフィードを作成する際に便利なツールを3つご紹介します。どのツールも基本的な機能は無料で使用することができ、なおかつとても便利で使いやすいツールです。一部のツールや機能は課金が必要となるため、より便利でハイクオリティなコンテンツを作りたい際に有効活用しましょう。それぞれのツールの特徴について解説しますので、作成におけるステップとともに参考にしてください。Canva(キャンバ)画像引用元:CanvaCanvaとは、無料のグラフィックデザインツールです。写真の編集や加工だけでなく、0から画像作成できる優れものです。テンプレートも豊富にあり、Instagramフィードのテンプレートもたくさんあります。質の高い画像編集が可能で、なおかつ編集がとてもラクなのでInstagramを運用するなら絶対に使ったほうが良いツールです。PhotoDirector(フォトディレクター)画像引用元:PhotoDirectorPhotoDirectorは、写真の編集や加工、管理やエフェクトの追加を行えるソフトです。多数のフィルターやエフェクトが用意されているため、フィードを作成する際にも、Instagramだけでは作れない魅力的な画像や動画の編集に役立ちます。複数の写真や要素を組み合わせるためのレイヤー機能や、肌や歯の見栄えを調整できるレタッチ機能などInstagramの画像投稿に役立つ機能が豊富です。Grid Post(グリットポスト)画像引用元:Grid PostGrid Postは、画像を9分割に調整できるアプリです。Instagramフィードにおけるトレンドのひとつに、画像を9分割して投稿する方法があります。ひとつの画像を9分割し、それぞれのコンテンツが集まってひとつの大きな画像になるよう表示する手法です。Grid Postを活用すると、簡単な操作で画像を3×3の正方形として9分割できるので、あっという間にフィードの大部分を閉めるコンテンツを作成できます。まとめInstagramフィードの特徴やメリットに加えて、作成するうえでの手順について解説しました。Instagramフィードは、アカウントのフォロー率や商品の購買率を左右する重要な部分であることがお分かり頂けたと思います。運用の成果がなかなか出ない方や、これから注力しようと考えている方はぜひ本記事を参考にしていただき投稿してみてください。また、なかなか伸び悩んでいる方は合わせて「Instagramを上手く活用している企業アカウントまとめ。各アカウントの参考にしたいポイントも解説」もご覧ください。