LINE公式アカウントのリッチメッセージは、友だちのトーク画面へ画像とテキストを一緒に配信できるメッセージ機能です。その上、リンクやクーポンもつけられることから、お客様から見ても魅力的な配信が可能です。この記事では、リッチメッセージとはなにか?という基礎知識から、作成や配信の方法までの手順を実際の画面のスクリーンショットつきで解説します。LINE公式アカウントの「リッチメッセージ」とは?LINE公式アカウントのリッチメッセージとは、画像とテキストをまとめて一緒に配信できるメッセージの形式のこと。テキストだけでなく画像も一緒に送信できることから、商品やサービスのイメージをより詳しく伝えることができます。画像引用元:リッチメッセージの活用方法|特長や運用のコツ、クリエイティブを解説 - LINE for Business通常のLINEでのやり取りのようにテキストだけでは、LINE公式アカウントの配信はなかなかクリックしてもらえません。そんな時に、パッと見ただけで伝わる画像も一緒に配信することでユーザーの興味をより引けるようになります。お客様インタビュー:オープン初月から600件以上のお電話獲得。無名のBBQ場がスタートダッシュを決めた裏にある、選択した2つの施策とは「リッチメッセージ」を使うメリットリッチメッセージは、リンクやクーポンを設定できるメリットがあります。友だちがクリックするとリンク先へ遷移するようにできたり、クーポンを表示することができます。リッチメッセージではない通常の画像の送信では、リンク先への遷移やクーポンの表示はできません。この点が通常のメッセージ配信とは異なる点です。また通常の画像を送信した場合、画像の右側に転送用のアイコンが表示されますが、リッチメッセージは画面いっぱいに表示されます。目立たせたいクーポンなどをよりインパクトのある見た目で配信できるのもメリットといえます。「リッチビデオメッセージ」とは?「リッチメッセージ」と似たメッセージアイテムとして「リッチビデオメッセージ」があります。「リッチビデオメッセージ」は、動画とテキストが一緒に配信できるメッセージ形式です。「リッチメッセージ」は画像(静止画)とテキストを一緒に配信するメッセージ形式ですが、「リッチメッセージ」では動画とテキストを一緒に配信できる点で違いがあります。「リッチメニュー」とは?また「リッチメニュー」というものもあります。「リッチ」という言葉がつくため混同されやすいですが、リッチメッセージやリッチビデオメッセージが「メッセージの形式」であるのに対し、リッチメニューは「メニュー機能」であるという点で異なります。画像引用元:リッチメニューの活用方法│特長や運用のコツを解説 - LINE for Businessリッチメッセージはメッセージとして配信されるため、配信時にユーザーに通知が届きますが、リッチメニューはトーク画面内に常設されているメニューのため、更新してもユーザーには通知されません。リッチメッセージの作成・配信方法ここからは、リッチメッセージの作成方法から配信方法まで実際の画面のスクリーンショットを交えながら詳しく解説します。リッチメッセージの作成方法1.LINE公式アカウント管理画面にログインします。ホームから「リッチメッセージ」を選択し、画面右上の「作成」をクリックします。2.次のような画面に変わりますので、2~6の番号順に「タイトル」「テンプレートを選択」「画像をアップロード」「アクション」「保存」と進めていきます。順番に解説します。まず「タイトル」の設定をしましょう。「タイトル」はプッシュ通知などに表示されますので、惹きつけるコピーを入れるようにしましょう。3.次に「テンプレートの選択」をクリックします。下画像のようなテンプレートが表示されるので、テンプレートの形を選んで「選択」をクリックします。たとえば下の画像のように、テンプレートの形は「正方形」、その中で上下に分かれている形(下画像にて緑色で選択されているもの)を選んだ場合、背景の画像として正方形の画像をアップロードすることになりますが、画像上部と下部で指定できるアクションが異なります。投稿したいリッチメッセージの内容に合わせて画像を作成し、配置を工夫できる点はリッチメッセージの特徴のひとつです。4.次に画像をアップロードします。「画像をアップロード」→「+」ボタンを押す→パソコン内の画像を選びましょう。ドラッグ&ドロップでも画像をアップロードできます。注意点として、画像は下記のファイル形式・ファイルサイズ・画像サイズに当てはまるものを使ってください。ファイル形式:JPG、JPEG、PNGファイルサイズ:10MB以下画像サイズ:1040px × 1040px5.次にアクションの設定を行います。選択したテンプレートのセクションごとにアクションを設定します。アクションは「タイプ」のところから「リンク」または「クーポン」を選びます。画像は、Aでは「リンク」、Bでは「クーポン」を選択した状態です。リンクの場合は、下に出てくるボックスへ遷移させたい先のURLを入れてください。クーポンは「選択」から作成したクーポンを設定できます。なお、アクションラベルには音声読み上げ機能によって読み上げられる文章を入れることができますのでこちらも合わせて入力しておきましょう。6.最後に「保存」をクリックしてリッチメッセージの作成は完了です。リッチメッセージの配信方法リッチメッセージを作成して保存したら、配信の設定をしましょう。配信方法は次のとおりです。1.リッチメッセージの作成と同様に、LINE公式アカウントの管理画面から、「ホーム」→「メッセージ配信」を選択します。ここまでは通常のメッセージ配信と同様ですが、リッチメッセージを使用したい場合は、メッセージ作成時に「吹き出しに+」のアイコンをクリックします。2.「リッチメッセージを選択」をクリックします。3.次に配信したいリッチメッセージ右の「選択」をクリックします。配信するリッチメッセージが表示され、画面右側で配信時のプレビューが確認できます。「+追加」をクリックすると、さらにテキストなどを追加できます。誤って追加した場合は「✕」をクリックすると削除できます。5.最後に「配信」をクリックして、メッセージを配信します。リッチメッセージ活用のポイントリッチメッセージをよりお客様の目にとまりやすくして、クリックにつなげやすくするためのポイントを2つ紹介します。魅力的な画像を準備する見やすい配色やデザイン、魅力的なコピーを適度に入れてるのがポイントです。画像に入れる文字が多すぎたり、見づらい配色だったりすると、せっかくの画像も魅力が半減してしまいます。ABテストを行いながら改善していくのも良いですが、ユーザーがどんな情報を欲しているのか?どんな画像ならユーザーの不安や悩みを解消できるか?どんなコピーならポジティブな気持ちにすることができるか?を考えた上で作成すると良いでしょう。また今は多くの企業がLINE公式アカウントを利用しているので、送られてくるリッチメッセージを受け取って「お、これはいいな!」と思ったものを日頃から気に留めておく癖をつけることも大切です。配信時間や頻度に気を配る見る人の生活パターンから見やすい時間帯を見計らって配信することや、頻度に気を配ることもクリックしてもらいやすくするためのポイントです。通勤・退勤時間帯なら電車で見てもらいやすいかもしれない、など予想を立てて配信しましょう。ただし毎日何通も配信したり、ターゲットとなる方々にとって通知が届いてほしくない時間帯に送るのはお勧めできません。迷惑がられてブロックされてしまう可能性もありますし、別の場所で「〇〇株式会社のLINE公式アカウントが夜中に届いて嫌なんだよね...」とクチコミが出回ってしまうのも悲しいですよね。常にユーザー目線に立って、受け取りやすい時間帯や頻度でメッセージを配信するよう心がけましょう。まとめテキストとともにリンクやクーポンつきの画像を配信できるリッチメッセージは、画面いっぱいに表示されるためインパクトがあります。工夫の余地も大きく、うまく使いこなせれば企業にとって大きな武器になるでしょう。お客様にぜひ注目してほしい情報をお届けするときには、本記事の手順を参考に作成して配信してみましょう。なお弊社もこそっとLINE公式アカウントを運用しています。リッチメッセージでの配信も多いので、ぜひ見てみてくださいね。関連ページ:アルテナ株式会社 LINE公式アカウント